【2026年最新ルポ】Osaka Metro・近鉄「今里」が今、若者と投資家に選ばれる理由〜昭和レトロと高利便性が交差する大阪東部の穴場エリア〜
今里 駅周辺が今、大阪市内で最もドラマチックな変貌を遂げつつある。2025年の大阪・関西万博を経て、次なる都市再開発の波が市内東部へと波及するなか、かつて「地味な乗り換え拠点」と見なされがちだったこの地域に新たなスポットライトが当たっている。
難波や梅田、鶴橋といった主要ターミナルへわずか数分から十数分でアクセスできる抜群の立地でありながら、今里 駅界隈は独自の風情と落ち着いた日常をしっかりと残してきた。近年では、レトロな長屋をリノベーションしたカフェやクリエイターの拠点が増加し、若い世代の移住者や不動産投資家からの視線が一気に熱を帯びている。
地下鉄と近鉄が交差する「隠れた交通ハブ」の真価

大阪市東成区と生野区の境目に位置するこのエリアの最大の強みは、なんと言ってもその交通利便性の高さだ。Osaka Metro千日前線と今里筋線が交わる地下鉄駅に加え、少し歩けば近鉄大阪線・奈良線が乗り入れる近鉄今里駅が存在する。
近鉄線を使えば難波まで直通約6分、地下鉄千日前線でもなんば駅まで約8分というスピード感だ。さらに今里筋線を利用すれば、城東区や旭区といった市内東部を南北に縦断できるため、通勤・通学の選択肢は極めて広い。東西南北あらゆる方向へのアクセスが担保されている点は、共働き世帯やアクティブな単身者にとって計り知れない利点となっている。
「いまざとライナー」が変えた南北アクセスと街の流動

かつて鉄道の空白地帯だった長居・あべのエリア方面とのアクセスを劇的に改善したBRT(バス高速輸送システム)「いまざとライナー」の存在も見逃せない。運行開始から年数を重ね、現在ではすっかり市民の足として定着した。
バス専用道や優先信号を活用したスムーズな運行により、定時性が飛躍的に向上。地下鉄の延伸代替策としてスタートしたこの試みは、今や今里を起点とした新たな人の流れを生み出している。天王寺やあべのハルカス周辺の商業エリアへもストレスなく移動できるため、日常の買い物や休日のレジャーの幅が格段に広がった。
家賃上昇相場の中で際立つ「コスパの良さ」と住環境

大阪市内中心部での不動産価格や家賃相場が高騰を続ける2026年現在、今里エリアの「買い得感・借り得感」は群を抜いている。中央区や北区などの都心部に比べて手頃な相場が維持されており、広めの間取りを確保したいファミリー層に打って付けの環境だ。
駅周辺には24時間営業のスーパーや昔ながらのアーケード商店街が点在し、生鮮食品や日用品が安価で手に入る。外食チェーンから個人の居酒屋、町中華まで食の選択肢も豊富で、生活コストを抑えつつ豊かな暮らしを実現できる点が評価を高めている理由だ。
長屋リノベとコリアンフード:新旧文化が織りなす街の現在地
今里の魅力を語るうえで欠かせないのが、多様な文化が混ざり合う独特のエネルギッシュな空気感だ。隣接する鶴橋や生野コリアンタウンからの文化的な広がりを受け、本格的な韓国料理店やトレンドのスイーツショップが街のあちこちに暖簾を掲げている。
一方で、昭和の面影を色濃く残す木造長屋を活用した私設図書館、クラフトビールバー、シェアオフィスなどが続々と誕生。古い街並みを維持しながら新しいカルチャーを柔軟に受け入れる懐の深さが、感度の高い若者たちを引き寄せている。
防犯・街頭整備が進む「住みやすさ」への意識改革
かつては「下町ゆえの雑多さ」を懸念する声も一部に存在したが、近年の行政と地域住民が一体となった街づくりにより、その印象は大きく変わりつつある。防犯カメラの増設や街灯のLED化、小中学校周辺の通学路整備が重点的に進められてきた。
自治会による防犯パトロールや地域の美化活動も活発で、子育て世代が安心して暮らせる環境づくりが着実に実を結んでいる。古くからの住民と新しく移り住んだファミリーが自然に交流できるコミュニティイベントも増えており、温かみのある街並みが保たれている。
2026年以降の展望:大阪東部再開発の波と未来予想図
大阪全体の都市機能が再編されるなか、今里は単なる「通過点」から「目的地」へとその立ち位置を変えつつある。老朽化した建物の建て替えに伴い、モダンなマンションや複合型商業施設の建設構想が複数進行中だ。
都心への圧倒的な近さと、下町ならではの人間味あふれる暮らしやすさ。この二つを兼ね備えた今里エリアは、これからの都市生活の理想形を示すモデルケースとして、今後さらに存在感を増していくに違いない。 (出典: 今里 駅(Yahoo!ニュース))