子供のスマホをLINEだけにする設定と格安SIM|制限手順を徹底解説
塾の帰り道や留守番時の連絡手段として、小学生や中学生にスマホを持たせる家庭が急速に増えています。一方で、「ゲームやSNSに熱中して勉強がおろそかになる」「勝手なアプリ課金やネット上の見知らぬ人物とのトラブルが怖い」といった不安を抱える保護者は少なくありません。
連絡ツールとしてのLINEだけを使える状態に制限できれば、子供の安全を確保しつつ親子のスムーズなコミュニケーションが実現します。端末の標準機能を活用した制限設定の手順から、親のお下がり端末の活用法、月額数百円で維持できる最適な格安SIMの選び方まで、具体的な実践ノウハウを分かりやすく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:iPhoneの「スクリーンタイム」やAndroidの「ファミリーリンク」を使えば、LINE以外のアプリ起動や勝手なWeb閲覧・課金を完全にブロックできる。
- 要点2:LINEMOの「LINEギガフリー」やトーンモバイルの「見守り機能」を活用すれば、月額数百円から1,000円前後の低コストで安全な専用端末が完成する。
- 要点3:親のお下がりスマホを活用する際は、必ず端末初期化を行い、保護者のアカウントと完全に切り離した上で制限設定を施すことが必須。
【親の悩み】子供のスマホを「LINEだけ」に制限したい理由と防げるトラブル

小学生や中学生のスマホ所持率が年々上昇するなか、保護者が最も懸念しているのは無制限なネットサーフィン、勝手なアプリ内課金、そして見知らぬ大人との接触です。連絡手段は確保したいけれど、余計な機能は一切持たせたくないというニーズから「LINEだけが動くスマホ」を求める声が主流になりつつあります。
通話とテキストメッセージのみを許可した専用環境を作ることで、YouTubeの深夜視聴による生活リズムの乱れや、SNSを介したプライバシー流出といったトラブルを未然に遮断できます。子供用スマホとしてLINE通話のみを許可する設定は、初めて端末を持たせる際の最も確実な防波堤となります。
【iPhone版】スクリーンタイムで「LINEのみ許可」にする設定手順

手持ちのiPhoneや保護者のお下がり端末を子供に渡す場合、iOS標準の「スクリーンタイム」を活用することで追加アプリなしに強力な制限をかけられます。ファミリー共有を設定した親の端末からリモートで管理できる点も大きなメリットです。
具体的な設定フローは次の通りです。
①「休止時間」の設定:設定アプリ内のスクリーンタイムを開き、「休止時間」をオンにします。スケジュールを「毎日(0:00〜23:59)」に指定することで、常時すべてのアプリをロック状態にします。
②「常に許可」にLINEを追加:「常に許可」の項目を開き、標準で入っている電話のほかに「LINE」だけを選択します。これにより、休止時間中であってもLINEの送受信・通話だけが起動可能になります。
③「コンテンツとプライバシーの制限」を有効化:「iTunesおよびApp Storeでの購入」から「アプリのインストール」「アプリの削除」「アプリ内課金」をすべて【許可しない】に設定します。
④スクリーンタイム・パスコードの厳重管理:子供が推測できない4桁のパスコードを設定し、設定解除を防ぎます。
この4ステップを適用するだけで、端末上にアイコンが並んでいてもLINE以外のアプリは一切起動できなくなります。
【Android版】ファミリーリンクを使ったアプリ制限と利用時間の管理法

Android端末を持たせる場合は、Google公式の保護者向け管理ツール「Google ファミリーリンク」を使用します。保護者のスマホから子供のGoogleアカウントを紐付けることで、アプリ単位での細かい制御が可能です。
設定は以下の手順で進めます。
①子供用Googleアカウントの作成と連携:子供の生年月日でアカウントを作成し、保護者アカウントとファミリーグループを結びつけます。
②不要なアプリの非表示・ブロック:ファミリーリンクアプリの「アプリ制限」画面を開き、ブラウザ(Chrome等)やYouTube、ゲームアプリをすべて【ブロック】に設定します。端末画面からアイコン自体が消滅し、利用不可になります。
③LINEのみ「常に許可」または時間無制限に指定:連絡用として必要なLINEだけを許可リストに残します。
④Google Playのダウンロード承認を必須化:アプリの新規ダウンロードや課金が発生する際、親の端末へ承認リクエストが届くように設定しておけば、子供が無断で新しいアプリを入れるリスクをゼロに抑えられます。
【親のお下がりスマホ活用】初期費用を抑えてLINE専用機にする賢いやり方
機種変更で余った古いスマホを子供に譲れば、新規端末の購入費用を丸ごと浮かせることができます。ただし、親が使っていた状態のまま渡すのはセキュリティ上きわめて危険です。
安全に運用するためには、まず端末の完全な初期化(工場出荷状態へのリセット)が必須です。親のクレジットカード情報やApple ID、Googleアカウントが残ったままだと、制限機能がすり抜けてしまったり、意図しない課金トラブルに直結します。
初期化完了後、子供専用のアカウントを新規作成して初期セットアップを行い、その上で前述のスクリーンタイムやファミリーリンクを設定してください。バッテリーが劣化している場合は、街の修理店などでバッテリー交換(数千円程度)を行っておくと、外出時のバッテリー切れによる連絡不能トラブルを防げます。
【月額数百円から】LINEだけ使わせたい子供におすすめの格安SIM3選
端末の準備が整ったら、通信回線の契約です。LINEのテキスト送受信や音声通話は通信データ量が極めて少ないため、高額な大容量プランは不要です。月額数百円から運用できる代表的な選択肢を厳選しました。
① LINEMO(ラインモ)「ベストプラン」
月額990円(税込)から利用でき、最大の強みは「LINEギガフリー」に対応している点です。LINEアプリでのトークや音声通話、ビデオ通話で消費するデータ量がゼロカウントになるため、万が一月間の基本データ容量を使い切って速度制限がかかっても、LINEだけは高速通信のまま快適に通話・連絡が維持されます。
② トーンモバイル(TONE Mobile)
月額1,100円(税込)で動画以外のデータ通信が使い放題になるドコモ回線のサービスです。強固な見守り機能「TONEファミリー」が標準搭載されており、現在地の確認や歩きスマホの警告、不適切な画像撮影のブロックなど、子供向けに特化した安全機能が最初からパッケージ化されています。
③ povo2.0(ポヴォ)
基本料金が0円で、必要なデータ容量を「トッピング」として都度購入するシステムです。半年に1度数百円程度のトッピング購入が必要なものの、自宅のWi-Fiをメインにしつつ外出時のLINE連絡のみに絞るなら、年間の維持費を数千円以下という圧倒的な低コストに抑えられます。
【見逃せないリスク】子供のLINE利用に潜む危険性と家庭内ルールの決め方
スマホをLINEのみに限定したからといって、100%安心というわけではありません。LINE内部にもショート動画(LINE VOOM)やゲーム連携、外部Webサイトへのリンク機能が存在します。
特に注意すべきは「見知らぬユーザーからの友だち追加」や「グループトーク内でのいじめ・写真の無断共有」です。LINEアプリ内のプライバシー設定で「IDによる友だち追加を許可」をオフにし、「メッセージ受信拒否(友だち以外からのメッセージを遮断)」を必ずオンにしておきましょう。
設定による物理的な制限と併せて、「知らない人からのQRコードは読み込まない」「相手が嫌がる言葉や写真は送らない」「寝る時はリビングの充電スタンドに置く」といった家庭内ルールを子供と話し合い、納得感を持って守らせることがトラブル回避の本質です。
【子供のスマホをLINEだけにする方法】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:LINEの通話機能だけを使わせて、テキストの送受信を止めることはできますか?
A1:LINEアプリの仕様上、「通話のみ許可してトークを無効化する」という個別機能の分離はできません。ただし、LINEの設定で通知や友だち追加を厳格に制限し、家族間だけの連絡用アカウントとして運用することで、不要なやり取りを最小限に抑えることは十分可能です。
Q2:親がiPhoneで子供がAndroid(またはその逆)の場合でも制限設定は可能ですか?
A2:可能です。親がiPhoneで子供がAndroidの場合、親のiPhoneに「Google ファミリーリンク」アプリをインストールすれば問題なく遠隔管理できます。逆のパターン(親がAndroid・子供がiPhone)の場合は、子供のiPhone端末上で直接スクリーンタイムのパスコードを設定してロックをかけることで同様の制限が実現します。
Q3:Wi-Fi環境がない場所でもLINEの通話やメッセージは届きますか?
A3:格安SIMなどの通信契約を結んでいれば、外出先でもモバイルデータ通信経由で問題なく通話やメッセージの送受信が可能です。LINEMOなどのギガフリー対応SIMを選べば、速度制限を気にすることなく常時連絡が取れます。
まとめ:安全な設定と適切なSIM選びで子供のスマホデビューを支えよう
子供に初めてスマートフォンを持たせる際、「LINEだけが使える状態」にするアプローチは、防犯性と利便性を両立させる最も現実的で効果的な選択肢です。
OS標準の制限機能(スクリーンタイム/ファミリーリンク)を正しく組み合わせれば、高額な専用キッズスマホをわざわざ新規購入しなくても、親のお下がり端末や格安SIMを使って安全な連絡環境を低コストで構築できます。設定を施した上で家庭内のルールをしっかりと共有し、安心できるスマホデビューをサポートしていきましょう。 (出典: 子供 スマホ line だけ(Yahoo!ニュース))