杉田水脈の派閥と現在は?旧安倍派解散後の動向と政界復帰の真相
自民党内の派閥再編や政治資金問題を契機とした激動のなか、常に舌鋒鋭い保守派論客として世論を二分してきた杉田水脈(すぎた・みお)元衆議院議員。かつて清和政策研究会(旧安倍派)に身を置き、安倍晋三元首相の強い後押しで存在感を高めた彼女ですが、派閥の解散や選挙を経て「現在はどの派閥に属しているのか」「自民党を離党したのか」といった疑問を抱く検索ユーザーが急増しています。
メディアでたびたび物議を醸した過去の主張や発言の背景、市役所職員から国政へと駆け上がった異色のキャリア、そして2026年現在のリアルな活動状況や次期国政選挙を見据えた出馬のシナリオまで、永田町関係者への取材や公開情報を基にその全体像を総力取材で解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:旧安倍派(清和政策研究会)の解散に伴い、杉田水脈氏は現在どの派閥にも属さず派閥無所属として活動している。
- 要点2:政治資金問題による党役職停止等の影響を受けたものの自民党籍は維持しており、SNSや言論活動、地方講演を中心に岩盤保守層からの強固な支持を保っている。
- 要点3:過去の発言を巡る評価は二極化しているが、旧安倍派系議員らとの連携を保ちつつ、次期衆院選または参院選での国政復帰に向けた布石を着実に打っている。
【所属派閥の真相】旧安倍派(清和政策研究会)の解散と現在の立ち位置

杉田水脈氏の政界における立ち位置を語る上で欠かせないのが、自民党最大派閥であった清和政策研究会(通称・安倍派)との関係です。杉田氏は2017年の第48回衆議院議員総選挙において、安倍晋三元首相の強い推薦を受けて自民党の比例中国ブロックから出馬し、国政復帰を果たしました。以降、安倍派の若手・中堅ホープとして党内右派の論陣を張る役割を担ってきました。
しかし、2024年に表面化した自民党の政治資金パーティー収入不記載問題によって清和政策研究会は解散を決定。これに伴い、杉田氏を含めた旧安倍派所属議員は全員が派閥無所属となりました。現在、党内では形式的な派閥こそ存在しないものの、旧安倍派に所属していた保守系議員たちとの政策勉強会やネットワークは水面下で強固に維持されています。
杉田氏自身も政治資金問題に関して党から半年間の党役職停止処分を受け、選挙区の調整や処遇を巡って厳しい局面に立たされました。それでも安倍元首相が生前に掲げた「憲法改正」「伝統的家族観の維持」「安全保障の抜本強化」といった保守理念を継承する急先鋒として、旧安倍派の系譜を継ぐグループ内での存在感は今なお際立っています。
【経歴と原点】鳥取大卒・市役所勤務から国政へ|家族構成と学歴の全容

杉田氏のキャリアは、世襲議員が多い自民党内において極めて異色の経歴を持っています。1967年4月、兵庫県神戸市に生まれた杉田氏は、地元の親和中学校・親和女子高等学校を経て鳥取大学農学部林学科へ進学。大学時代は林学や環境保全を学び、卒業後は大手住宅メーカーの営業職などを経験しました。
その後、1992年に兵庫県西宮市役所に入庁し、約18年間にわたり地方公務員として勤務。政策推進や窓口業務など行政の実務に携わる中で、行政改革や地方自治の限界を肌で感じたことが政治家を志す直接の原点となりました。
国政への歩みは以下の通り、複数の政党を経て自民党へと合流した歴史があります。
- 2010年:西宮市役所を退職。みんなの党の公認を受けて兵庫6区から出馬するも落選。
- 2012年:日本維新の会から第46回衆議院議員総選挙に出馬し、比例近畿ブロックで初当選。
- 2014年:維新分党に伴い次世代の党へ参加するが、同年の第47回衆院選で落選。
- 2017年:安倍元首相のスカウトにより自民党へ移籍。比例中国ブロック単独で自民党衆議院議員として国政復帰。
- 2022年:第2次岸田第1次改造内閣において総務大臣政務官に就任(後に過去の発言への追及を受けて辞任)。
プライベートでは一般企業の技術者である夫と、既に成人した娘を持つ母親でもあります。家庭生活を支えられながら議員活動を続けてきた一面は、公式ブログや著書などでも折に触れて言及されています。
話題となった「過去の発言」の真相と文脈|メディア報道と本人の主張

杉田水脈氏の名前が全国的に広く知られる契機となったのは、月刊誌への寄稿や国会内外での発言を巡る数々の論争でした。特に2018年、月刊『新潮45』に寄稿した論文内で、LGBTカップルに対して「子どもを作らない、つまり生産性がない」と記述した件は、国内外から激しい批判を浴び、掲載誌が休刊に追い込まれる事態へと発展しました。
この「生産性発言」の真相について、杉田氏側は後に「行政による過度な税金投入の優先順位を論じる意図であり、個人の人格や尊厳を否定する意図はなかった」と釈明。表現が不適切であったことを認めて謝罪し、発言の撤回を行いました。しかし、文脈の一部がセンセーショナルに切り取られて拡散した側面と、言葉選びの不用意さが招いた社会的波紋の双方が指摘されています。
また、性被害を巡る議論での「女性はいくらでも嘘をつける」と受け取られた発言や、アイヌ民族衣装を巡るSNS上の投稿などについても法務局からの「人権侵犯」認定を受けるなど、厳しい追及を受けました。一連の騒動について支持層からは「リベラルメディアによる過剰なバッシング」と同情論が出る一方、野党や人権団体からは「公職者としての適格性に欠ける」との批判が根強く残っており、メディア報道と本人の主張の乖離は今も論争の火種となっています。
【2026年現在の活動状況】ネット発信・言論界と自民党内でのリアルな評価
国政の最前線から一時的に距離を置く形となった現在も、杉田水脈氏の政治活動と発信力は衰えていません。2026年現在、杉田氏は主にYouTubeチャンネル、公式X(旧Twitter)、言論プラットフォーム『note』などを駆使し、独自の取材に基づく情報発信を精力的に展開しています。
現在の活動の柱となっているのは以下の3点です。
- 地方保守組織・草の根支援者との直接対話:全国各地の保守系政治団体や「日本会議」系フォーラムからのオファーに応じ、安全保障や歴史認識、ジェンダーフリー教育への疑義をテーマにした講演会を月数本のペースで開催。
- YouTube番組やネットメディアへの出演:保守系インターネット番組にレギュラー・ゲストとして頻繁に登場し、自民党内の現状や国際情勢に対する鋭い分析を発信。
- 国際機関へのカウンター言論活動:かつて国連女子差別撤廃委員会などで慰安婦問題等の日本の立場を主張してきた経験を活かし、対外発信に関する政策提言を継続。
自民党内部における評価は依然として複雑です。党執行部や穏健派からは「選挙の顔としては無党派層の反発を招きかねないリスク」と警戒される一方、党費を納める熱心な一般党員や地方議員の間ではトップクラスの集客力を誇るため、党首選や各種選挙の動員において無視できない影響力を維持しています。
ネットの反応と世間の評判|保守層の熱烈支持と批判の二極化
杉田水脈氏に対する世間の評価は、日本の政治家の中でも最も先鋭的に分かれていると言っても過言ではありません。SNSや掲示板、ニュースのコメント欄における評判を分析すると、そのコントラストが明確に浮かび上がります。
【支持層・肯定的なネットの反応】
支持層の中心は、伝統的な国柄を重んじる岩盤保守層です。「大手マスコミが報じないタブーに敢然と切り込む唯一無二の政治家」「リベラル派や左派勢力からの猛烈な攻撃に決して屈しない姿勢を評価する」「慰安婦問題や歴史戦において国益を守るために戦ってきた功労者」といった熱狂的な賛辞が寄せられています。特に講演会場やネット配信では、彼女の歯に衣着せぬ語り口が支持者の強い共感を呼んでいます。
【批判層・否定的なネットの反応】
対して批判層からは、「マイノリティに対する配慮を著しく欠いた差別的言動を繰り返している」「人権意識のアップデートがなされておらず、国際基準から日本の評判を落としている」「自民党内の極右的ポジションを利用して炎上を政治的アピールに利用している」といった手厳しい声が上がっています。選挙戦のたびに落選運動が展開されるなど、反対派の反発も極めて強固です。
自民党離党や今後の出馬はあるか?2026年最新の政界復帰シナリオ
政界関係者の間で最も注目されているのが、「杉田氏は自民党を離党するのか」「次期選挙でどこから出馬するのか」という点です。
結論から言えば、2026年現在において杉田氏が自ら自民党を離党する可能性は極めて低いと見られています。党内での処分期間が明けた後も、旧安倍派の重鎮や保守派議員連盟(日本の尊厳と国益を護る会など)との関係を最優先にしており、「自民党を内側から立て直す」というスタンスを一貫して崩していません。日本保守党や参政党といった新興保守政党からの秋波や移籍の噂が囁かれた時期もありましたが、本人は自民党のプラットフォームに留まる意思を明確にしています。
今後の政界復帰シナリオとしては、主に2つのルートが永田町で有力視されています。
- シナリオ1:参議院議員通常選挙(全国比例区)への鞍替え出馬
全国に強固な個人後援会や支援団体を持つ杉田氏にとって、全国比例区は最も強みを発揮しやすい舞台です。組織票と熱心な個人支持層の票をまとめ上げることで、上位当選を狙う戦略が党内保守派からも支持されています。 - シナリオ2:衆議院総選挙での小選挙区・比例重複公認
地元関西(兵庫県内)の小選挙区、または中国ブロックでの再挑戦です。比例単独での優遇が難しくなった政治情勢を受け、自ら泥臭く小選挙区の地盤を開拓して勝ち上がる王道ルートが模索されています。
【杉田水脈の派閥と現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:杉田水脈氏は現在、どの派閥に所属していますか?
A1:自民党の全派閥解散および清和政策研究会(安倍派)の解散に伴い、2026年現在はどの派閥にも所属していません(無派閥)。ただし、旧安倍派に所属していた保守系議員らとの政策勉強会や連携は現在も続いています。
Q2:杉田水脈氏は自民党を離党したのですか?現在の党籍は?
A2:自民党を離党しておらず、党籍を維持しています。政治資金問題を受けて党役職停止などの処分を受けましたが、党員資格の剥奪や離党勧告には至っておらず、自民党所属の政治家として活動を続けています。
Q3:過去の「生産性発言」などの騒動後、現在どのような言論活動を行っていますか?
A3:公式YouTubeチャンネルやSNS、言論誌への寄稿、全国での講演会を中心に活動しています。歴史認識問題、安全保障、家族制度の保護、過度なジェンダー論への異議申し立てなど、従来の主張を維持しながら保守層に向けた情報発信を強化しています。
まとめ:保守論客としての存在感と次期選挙へ向けた注目の行方
派閥の解散、政治資金問題による逆風、そして過去の発言に対する厳しい視線など、杉田水脈氏を取り巻く環境は決して平坦なものではありません。しかし、逆風に晒されるほど結束を強める岩盤支持層の存在と、党内保守派における代替の効かない発信力は、彼女の政治的生命線を力強く支えています。
無派閥となった現在も自民党内で確固たるポジションを保ち、次期国政選挙を見据えた動きを加速させる杉田氏。その一挙手一投足は、今後の自民党内のパワーバランスや保守政治の行方を占う重要な指標として、引き続き永田町内外から熱い注目を集めることになりそうです。 (出典: 杉田 水 派(Yahoo!ニュース))